新年のご挨拶
明けましておめでとうございます。
令和7年(2025年)も、ぜひ、皆様と共にラグビーライフを楽しみたい! そういう心境でお正月を迎えました。皆様はいかがでしょう? 早くボールに触れたくてウズウズしている方も多いのではないでしょうか?昨年は、2月の台湾遠征(巨人橄欖球俱樂部に歓待されました)、3月のカナダチーム(CMRU:Cascadia Masters Rugby Union)の来征等、有意義な国際交流を行った後、第70回記念三惑大会@大阪に乗り込んだわけですが、残念ながら、宿敵・惑惑に屈したパンツが多く、臨時の「総合優勝表彰」も逃す結果に終わりました。2日目の総合懇親会の席上で、幻の不惑用「総合優勝表彰状」を万座の前で破るという大阪流の「エグイ演出」を強いられ、大変悔しい思いをしました。
一方、年末恒例の神惑定期戦では、全パンツが接戦の末、嬉しい完全勝利を収めました。特に白パンは、先に3本取られた後、4本連続でト
ライするというスリリングな展開でした。この勢いを維持して 4月の三惑大会@福岡では、ぜひリベンジを果たし、全パンツそろって美酒を味わいましょう!
個人的にも、昨年は春先の左膝、11月の右肩鎖関節脱臼と、ケガが続き、長期の戦線離脱を余儀なくされましたので、今年はいいシーズンにしたいという思いが強いです。
「不惑倶楽部運営体制改革の方向性」
昨年は、木下主将が、年間を通して、「United(ユナイテッド)」のスローガンのもと、試合だけでなく、倶楽部全体の団結を高める各種イベントを企画・実施してくれました。有明でのバーベキュー、高井戸での大運動会、渋谷でのボーリング大会、更に恒例のレインボーゴルフコンペなどで不惑倶楽部の素晴らしさを改めて痛感した方も多いと思います。
一方、昨年は、夏合宿後、現在の倶楽部運営(総会の開催時期・場所・方法等を含む)が、若手(白紺)の考え方や感覚に合わなくなっているのではないか、との見方が提示され、理事長として、不惑倶楽部の運営体制を改革する必要性を痛感することになりました。この関係では、皆様の多大なご協力で、倶楽部内アンケートを実施し、更にその結果を受け、年末に「不惑倶楽部運営体制改革の方向性」をまとめるに至った次第です。
その内容は、この月報にも掲載しましたので、ぜひご熟読ください。今後は、この夏の通常総会における役員改選の機会に、若手(白紺)の積極的登用と若手運営幹部の育成を図っていくという方向性が実践されるよう、皆様と共に、努力してまいりたいと考えております。これに関しては、特に、6月末期限で、各パンツ内における役員候補者の選出を行っていただくことがカギになりますので、ぜひご協力いただきたく、お願い申し上げます。各地のシニアチームとの連携これに関連し、昨年は、若い世代の勧誘に資するとの考えのもと、「日本スポーツマスターズ2026石川大会」におけるラグビー競技の実施について、各地の21ものシニアチームと連名で、日本ラグビーフットボール協会(JRFU)等の関係5機関に対し、共同要請を行いました。この関係で、内外の多くの方々に大変お世話になりました。残念ながら、結果的には、既に日本スポーツ協会(JSPO)の「日本スポーツマスターズ戦略プラン」で「2028 年を目途に新たに2競技を追加」する旨、更には日本スポーツマスターズ委員会の審議で柔道と弓道を追加対象とする旨が決定されたこと等の事情により、2026石川大会での追加は不可能、その後の追加の可否も、まずはJRFUとの協議が必要ということが判明しました。特に、JSPOからは、「追加要望をいただき主催者としても非常に嬉しく感じている」「一方、大会開催経費が増加傾向にあり、また開催地の負担も競技増加で更に増える側面もある」「追加の可能性がある最短の年次は2032年となる」「今後追加調査を実施する際に、JRFUから実施希望の回答をもらえるよう競技実施方法などを同協会と相談ください」といった詳細かつ丁寧な説明であり、これに対しては納得するしかないと判断されました。今後は、JRFUとの協議が焦点になりますが、「日本スポーツマスターズが行われている3.5日という日程で試合を行うのは安全の面から容易でない」というのが彼らの考えですので、JRFUの懸念する「惑ラグビーの安全性」の問題をいかにクリアするかが課題となります。ただし、「惑ラグビーの安全性」の追求に関しては、倶楽部内でも慎重に議論すべきとの声(=安全を追い求めるあまり、実行困難な過度の安全配慮義務を負う結果になりかねない)もあり、直ちに次の一手を見いだせないというのが正直なところです。という経緯で、この計画自体は頓挫したのですが、副産物として、各地のシニアチームとの共同要請という連携実績を作れた点は、手前味噌ながら、今後も不惑倶楽部の無形の財産になり得ると考えます。スローガン「United」のもと、「交流・勧誘・感謝・貢献」を実践し、「チーム愛」を高めよう!以上、縷々書き連ねましたが、やはり今後のポイントは、「生涯ラグビー」コンセプトを不惑倶楽部が提唱し続けているという事実をいかに外部の方々(特に潜在的なリクルート対象である若手プレーヤー)に理解してもらうか、そのための発信手段としてのHPがますます重要になる、ということではないでしょうか。その観点からすると、まずは不惑倶楽部自体の魅力をもっと高める、その前提として、全員がもっともっと不惑倶楽部を好きになる! そういうことが一番大事ではないかと感じております。「運営体制改革の方向性」⑫にある通り、倶楽部の理想像は、全員が運営に参画(又はできる範囲で運営に貢献)するコミュニティ(運営への参画は貴重な人間成長の機会)です。伝統ある不惑倶楽部の文化を継承し、その一員であることに誇りを持ち、運営関係者への感謝とリスペクトを忘れず、もっともっと不惑倶楽部を愛しましょう!
***************************
(後記)僭越なことばかり書きましたが、私自身、ラグビーの技術・体力、聴力等々、欠点だらけと自覚して
おります。皆様のご支援・ご協力をいただきながら、理事長の役目を何とか果たしてまいりたいと念じており
ますので、お見捨てなきよう、今年も何とぞよろしくお願い申し上げます。
特定非営利活動法人不惑倶楽部理事長 竹内直人